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全国一律、とにかく安いIP電話ですが、本当にいいことばかりなのでしょうか?ここでは、IP電話の導入を迷っている方の参考のためにも、意外と見過ごされがちなデメリットをあえて考えてみましょう。
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固定電話への通話ならば割安感のあるIP電話ですが、携帯電話へかける場合は、一般加入電話でも割高になるのと同じように、IP電話でも少し高く感じるかもしれません。今のところ1分18円前後が多いようですが、プロバイダによってはかけた相手の携帯電話会社によって料金が違ってくる場合もあります。しかし、それでも総合的にみれば、一般加入電話に比べれば安い料金設定といえるでしょう。
またファックスの送受信については、一般の家庭で使用するFAX機であれば、特に問題なく利用できます。ただし、プロバイダによっては利用できない場合もありますので、確認が必要です。
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IP電話は、使い勝手が今までとほとんど同じなので、つい普通の固定電話として扱ってしまいがちですが、110番や119番などの緊急電話番号にはまだかけられない場合があります。他に104(番号案内)や106(コレクトコール)、0120(フリーダイヤル)などNTTの付加サービスへの通話も対象。ただ、一部プロバイダでは対応しているものもあり、将来的には改善される予定です。
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■ IP電話からかけられない主な番号
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緊急電話番号
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NTTの付加サービス
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110
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119
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104
(番号案内)
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106
(コレクトコール)
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0120
(フリーダイヤル)
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その他NTTの付加サービス |
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そのような場合には、一般加入電話と共用している場合であれば、番号のあたまに「0000」と0を4つつけてダイヤルすれば、一般加入電話としてかけることができるため、問題はありません。ただ、110番や119番ができないとはいっても、携帯電話からの発信は可能ですから、IP電話と携帯電話を併用しているのであれば、それほど不安を感じることはないかと思われます。
※ナンバーディスプレイや184の非通知発信はIP電話でも可能です。
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IP電話は携帯電話のように、各プロバイダによってサービスの内容なども異なります。したがって、今現在契約しているプロバイダを変更してしまえば、それに伴って「050」の番号も変わることになってしまいます。また、プロバイダは変えなくても引越しをした場合などにも、番号が変わったり、多少お金がかかってしまったり、いったん解約して契約しなおす必要があったりと、各プロバイダによって様々ではありますが、いくらかの不便は感じてしまうかもしれません。
しかし現在でも、引越しをしても番号が変わらないプロバイダはありますし、さらに今後は携帯電話と同様、電話会社やプロバイダをかえても番号が変わらない「番号ポータビリティ」が進んでいくと思われます。
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